はじめまして!曽根花卉(ソネカキ)農園です。
太陽と潮風を浴びる恵まれた土地で100年近く農業を営んでいます。
毎日、みんなで農業と向き合い、皆さまに「安全で美味しい商品」をお届けできるように頑張っています。
曽根花卉では、「笑って農業」をコンセプトに、家族全員で温州みかんをはじめとした柑橘や花卉、はちみつを大切に育ててきました。
今日は、私たちのこだわりについてご紹介します。
温州みかん・柑橘
妥協しない土壌づくり
おいしいみかんを作るには、まず土壌が健康であることが一番!
曽根花卉では、2008年から堆肥などの有機肥料のみを使用して、土壌を丁寧に作っています。
土を傷める除草剤や農薬も極力控え、自然の力で柑橘が本来持ってる味わいを引き出すことを大切にしています。
こだわりの低農薬栽培
曽根花卉では、柑橘では難しいとされる低農薬栽培を行っています。
農薬は、木の力を弱めてしまうもの。
長く柑橘と向き合っていくうちに、木や土壌の力が弱まっていることに気づいた農場主が、大事な木を守るため、低農薬に踏み切りました。
害虫駆除・黒点病予防の時だけ、JA(農協)が指定している農薬量の半分以下、必要最低限の量を散布し、木の力を弱めないようにしています。
環境にやさしい農業
みかんにも環境にも優しくあろうとした農場主の気持ちが実を結び
2017年:エコファーマー認定を取得しエコファーマー栽培認定果樹園
2023年:みどり認定を取得
2023年11月には、農林水産省から温室効果ガス削減の取り組みが評価され、温州みかんに三ツ星を獲得しました。
この気持ちを忘れず、これからも、こだわりを持ってみかんと環境に向き合っていこうと考えています。
瀬戸の花はちみつ
曽根花卉の養蜂は約30年前に始まりました。
初めは養蜂の知識もなく、失敗を重ねる日々でしたが、地道に学び続け、他の養蜂家の知恵を借りながら挑戦を続けました。
その努力が実を結び、今では大学で教えるほどの専門家に成長しました。
曽根花卉農園では、日本ミツバチと西洋ミツバチの2種類を飼っています。
私たちの大事なミツバチについてご紹介します。
日本ミツバチ
日本ミツバチとは、古来より日本に生息する在来種のミツバチ。
西洋ミツバチよりも少し小さく黒っぽい色をしています。
環境変化や刺激に対してとても敏感で、せっかく捕まえても逃げてしまうことが多く、養蜂がとても難しい貴重な種です。
日本ミツバチは西洋ミツバチのように、巣枠に巣を作りません。
ミツバチ達はストレスを感じると、すぐに逃げてしまうため、巣の中から蜜の入った箱を一段だけ切り取り、はちみつを集めます。
そのため、採蜜量はかなり少なく、とても希少なハチミツです。
はちみつの採取方法も、巣そのものに切り目をつけ、自然に落ちてくる蜜をとっています。
そのため、花粉や巣の成分が全て入ったはちみつになります。
花粉が多く入っているため、濃厚で熟成されたような味、やわらかい酸味などが感じられると思います。
ろ過しただけの非加熱ハチミツは、天然の酵素により、室温では発酵してしまうので、冷蔵庫に保存し、早めにお召し上がりください。
西洋ミツバチ
西洋ミツバチとは、ヨーロッパやアフリカ・中央アジアなどを原産地とするミツバチ。
日本では明治時代にアメリカから輸入されたと言われています。
現在、スーパーなどの店頭に並んでいる商品や、加工食品の原材料に使用されているハチミツのほとんどが、西洋ミツバチのはちみつです。
西洋ミツバチの場合は、木製の巣箱の中にある、巣枠(すわく)と呼ばれる板のようなものに蜜をためてくれます。
巣枠を、手回し遠心機にそのまま入れて、回転させて絞り、フィルターでこして、そのまま瓶に詰めています。
日本ミツバチと比べて花粉があまり入らないので、甘みと香りが強めです。
また、春から秋にかけて数回の採取が可能なため、咲いている花の時期によって、全く違う味のはちみつが取れるのも魅力の一つ。
曽根花卉でも、さくら・みかん・たまねぎ・百花の4種類の味を取り揃えておりますので、ぜひお楽しみください。